「悪いヤツほど出世する」という本を読みました。
簡単に要約して、自分の考えについてまとめていきたいと思います。
- 要約
- 感想
- 学び
- 要約
理想的なリーダーになるために教育事業が盛んに行われている中、実態はどうだろうか?
悪いリーダーがはびこり、良いリーダーは生まれていないのではない実情がある。
マッキンゼーのコンサルタントは、アメリカ企業のリーダーシップ開発費用は年間140億ドルと推定。
そこまで膨大な金額が投じられているにも関わらず、リーダーシップ論で語られているような道徳的な人物は少ない。
謙虚、自分らしさ、誠実、信頼、思いやりそれらの良きリーダーとしての理想と現実を詳らかにする。
良きリーダーとは何か?教育産業警鐘を鳴らす。
そんな一冊となっている。
- 感想
私自身リーダー研修について良い印象だったのですが、この本を読んで少し変わりました。
何度も何度も同じ内容の研修を受けさせるのはどうなのか。
一度受けても、1年とか2年経てば忘れているのでまた受講するような。
腹落ちするまで何度も受けさせることで、有能なリーダーになっていく。
「優秀なリーダーとしてはまだまだですね。再度受講してリーダーとしての資質を高めていきましょう」
これを再確認させ続ける。
巧妙だなぁと感じました。
とはいえ私自身、悪い印象になったというわけでは有りません。
良い悪いではなくフラットな立場でそういった研修を受け止めることができるようになった気がします。
リーダー研修としてのビジネスモデルが優秀だなという見方に変わりましたね。
非常に面白い一冊でした!!
- 学び
リーダー研修に腐心しないことが一番良いことなのかなぁと思いますね。
それぞれの会社でも「次世代リーダー研修」「良い幹部とは?」といった研修があるかと思います。
例えば「謙虚なリーダー」はたしかに理想的ではあります。
が、そもそも成功し辛いように。
「嘘を付かないリーダー」はたしかに信頼できますよね?
が、嘘つきなリーダーに出し抜かれやすいように。
これらを過信することなく、参考程度にしていくことが重要なのかと。
そして、思いやりのあるリーダーに必要なことは実地で再度業務を経験することということも見逃せません。
例えば「思いやりのあるリーダーになる研修」というのは全く意味がないということも確信しました!
そして自分の強みに着目してそれを活かす努力のほうが、良きリーダーになる近道ではないかと感じました。
非常に面白い一冊でしたので、これからも本棚に置いておこうと思います!
以上参考にしていただけたら嬉しいです。